忙しい毎日にほっと一息つきたい。そんな時に心がふっと和むのが、香り高い紅茶を味わうひととき。
たったひとつまみの茶葉と少しのお湯があればすぐに楽しめる気軽さが、今多くの人を紅茶の魅力にひきつけています。
中にはそのおいしさや奥深さに魅せられ、本格的に趣味として楽しむようになる人も少なくありません。
スーパーの棚を彩る色とりどりのティーバッグから、茶葉専門店の銘柄茶まで。あなたの好みの一杯がきっと見つかるはず。
今回は、紅茶を趣味にすることの楽しさと、始める際の心得をご紹介します。
こんな人にお勧め!
- 美味しいお茶でほっと一息つきたい人
- 自宅で手軽にカフェ気分を味わいたい人
- ティータイムにこだわりを持ちたい人
- 新しい趣味を見つけたい人
- 探求心旺盛で奥深い世界にハマりたい人
始めたきっかけ
紅茶は日本でも昔から親しまれてきた飲み物ですが、近年はその楽しみ方の幅が一層広がっています。
きっかけは人それぞれ。
大手コーヒーチェーン店で季節のフレーバーティーを口にしてハマった人や、海外旅行の土産物店で本格的な茶葉を買って飲んだことで興味を持った人もいるでしょう。
健康志向の高まりから、ハーブティーからステップアップする形で始める人もいるのだとか。
紅茶のおいしさや、香りの楽しみ方を伝える書籍が増えたことも追い風になっています。
実際、SNSでは「#紅茶のある暮らし」など、紅茶の魅力を伝えるハッシュタグも人気です。
みんなこぞって購入したティーポットの写真や、お気に入りの茶葉を淹れた一杯をアップする投稿が目立ちます。
「紅茶専門店で見つけた限定茶葉が美味しすぎる!」「今日の朝食はスコーンと紅茶で決まり」など、紅茶がある幸せを実感する声が数多く寄せられています。
淹れ方のコツを尋ねあったり、茶葉ショップの情報を交換したりと、趣味を通じた交流も盛んなようです。
さらに、モーニングティーやアフタヌーンティーを楽しむ文化に憧れて、本格的な茶葉や茶器を取り揃え始める人も少なくありません。
ティータイムを至福のひとときにしたいと、徐々にこだわりを深める様子がうかがえます。
自分好みのティーカップを求めて、アンティークショップや雑貨店を巡るのも楽しみの一つ。優雅な気分に浸れると、ファッションにも紅茶の要素を取り入れたくなってくるものです。
総じて、ライフスタイル全般に紅茶を取り入れることで、日々の暮らしを豊かにしていこうとする人が増えているのです。
- おもてなしできたら素敵だと思いました(40代 女性)
- コーヒーが苦手で、紅茶を飲む機会が自然と増えていった(30代 女性)
- ホテルで美味しい紅茶をいただいて(30代 女性)
- 自分が参加しているサークルで講師を招いて「美味しい紅茶の淹れ方講座」をやったことで様々な香りや味や効能がある紅茶を知り興味を持ちました。(20代 女性)
- 友人の影響で。(30代 女性)
- 香りがいいので。(40代 女性)
よかったこと・メリット
紅茶の魅力は、何よりその豊かな香りと味わい。ストレートで飲めばシンプルな渋みを楽しめ、ミルクティーなら口当たりマイルドでホッと安らげます。フレーバーティーなど様々なバリエーションがあり、TPOや気分によって使い分けるのも趣味の醍醐味です。
また、お気に入りのティーカップでゆったり淹れる過程そのものが癒やしの時間。五感を刺激するリラックス効果は、日々の疲れやストレス解消につながるでしょう。紅茶はカフェインの含有量こそ少ないものの、代謝を上げる働きがあります。ヘルシーな嗜好品として続けやすいのも大きな魅力です。友人を招いてのティーパーティーを開けば、会話も弾みそう。
さらに、歴史ある飲み物だけに物語性も感じられ、趣味として探求する楽しさは尽きません。教養が深まった気分も味わえるでしょう。
紅茶と言えばダージリン、アールグレイ、セイロン、オレンジペコくらいしか思いつきませんでしたが、その他にもたくさんあってそれぞれの違いを知ることができました。
また、カップやポットにもこだわるようになりました。
(40代 女性 趣味歴0ヶ月~6ヶ月未満)
料理などによってこの紅茶があう、など、結構奥が深いこと。
ミルクティーにするならアッサム、ストレートで飲むならダージリン、お菓子作りなどに使うならアールグレイなど、いろんな楽しみ方がある。
(30代 女性 趣味歴3年以上)
(30代 女性 趣味歴3年以上)
(20代 女性 趣味歴0ヶ月~6ヶ月未満)
(30代 女性 趣味歴3年以上)
(40代 女性 趣味歴0ヶ月~6ヶ月未満)
残念なところも・デメリット
趣味の紅茶にハマると、自然とコストもかかってきます。
まず専用の道具が必要になるでしょう。
カップやティーポット、茶葉を測るスプーン、ストレーナーなど、そろえ始めるとキリがありません。
茶葉自体の値段も、最初はリーズナブルなものから始めても、徐々に本格志向になり高級茶葉を求めたくなるもの。飲み比べるほどに、さらにこだわりが強くなる傾向にあります。お気に入りを見つけるまでは出費も痛い出費。保存状態にも気を配らねばなりません。
淹れ方のコツを覚えるまでは、雑味の出た失敗作に幻滅することもあるでしょう。
カフェイン耐性の弱い人にとっては、就寝前の習慣にするのは難しいかもしれません。
道具一式揃えるのにお金が結構かかりました。
保管場所を確保するのも大変でした。
学習方法を教えて下さい
まずは身近なティーバッグから始めてみましょう。
ストレートとミルクティー、レモンティーなど飲み方を変えて違いを実感します。市販品を飲み比べて自分好みの味を見つけるのも楽しい過程です。
もっと本格的な茶葉に挑戦したくなったら、専門店で相談してみるのがおすすめ。
産地や品種の特徴を教えてもらえば、探求の幅が広がります。
インターネットでも各地の茶葉を取り寄せられますが、店頭で説明を聞きながら試飲できるのが理想的。淹れ方のコツも実演してもらえます。通ううちに店主とも仲良くなれるでしょう。
本を読んで知識を深めるのはもちろん、カルチャースクールの講座に通うのも良い刺激になります。
自宅でのティータイムを充実させつつ、ティールーム巡りで新たな出会いを楽しむのが理想的。つながりが広がれば、茶葉の交換会などイベントに誘ってもらえるかもしれません。
検定試験にチャレンジするのも励みになりそうです。
紅茶の特集もたまにされています。
この前飲んだここの紅茶が美味しかったなど、会った時の話題に必ずなります。
茶葉のおすそわけなんかもして、毎回いろんな紅茶を飲むのが楽しみです。
始めるのにかかった費用・必要な道具
ポットとカップ、茶葉が最低限必要です。
まずは、ステンレス製のティーポットと白磁のカップなどシンプルなものから始めましょう。
茶葉はティーバッグ20個入りで500円程度からリーズナブルに購入できます。
本格的な茶葉は、50gで1000円前後が中心価格帯。飲み比べ用のお試しサイズなら数百円から楽しめます。
もっとこだわるなら、温度計付きの電気ケトル、茶漉し、ミルクピッチャー、計量スプーンなどが揃えたい道具です。
高級志向になれば、老舗ブランドの茶器セットを買い揃えたくなるかもしれません。
本格的に始めると、最初は2万円ほどの費用感覚が現実的でしょう。
茶葉4種4000円で計6000円くらい
3千円(ティーポット)
5千円(紅茶)
道具1.5万円
茶葉5千円
趣味に毎月いくら使っていますか?
紅茶をがっつり趣味にしている人に聞いてみると、月平均5000円ほどお茶代に使っているという声が多数。
中にはスイーツとのペアリングを楽しむ人もおり、ティータイムのトータルで月1万円ほど使っている人もいるようです。
さすがに高級茶葉の大容量パックを常備するとなると痛い出費。通販で上手にまとめ買いする、半年に一度の贅沢にするなど、節約術を編み出している人が多いですね。
一方で、月3000円程度なら続けやすいという意見も。毎日のティータイムにそこそこの茶葉を少しずつ買い足す、ペースを守るのがコツのようです。
紅茶(2千5百円)
まとめ
紅茶には、私たちの暮らしに彩りと安らぎをもたらす力があります。
ほっと一息つきたい時、リラックスしたい時、ちょっと贅沢な気分を味わいたい時。きっとそんなシーンで紅茶の出番です。
お気に入りの一杯を見つけるまでの探求も醍醐味。ミルクやレモンなど飲み方を変えて日々の楽しみ方を広げるのも素敵です。
もちろん、お財布と相談しながらペースを守るのは大切。
でも時には、ちょっと背伸びして高級茶葉を楽しむのも趣味ならでは。
香り高い一杯を片手に、至福の読書タイムを過ごすのはいかがでしょうか。
紅茶があれば、ほんのひとときで非日常感を演出できるはず。
今日から、ティータイムを習慣に取り入れてみませんか?
きっとあなたの暮らしがもっと豊かになるはずです。