日本が世界に誇る伝統的な頭脳ゲーム「将棋」。
チェスと並んで頭脳スポーツの双璧と言われる将棋は、老若男女問わず楽しめる奥深い趣味です。
複雑怪奇に見えるルールも、いざ覚えてしまえば案外シンプル。
じっくりと考えながら指す将棋は、忙しい日常からほっと一息つける至福のひとときを与えてくれるはずです。
目次
こんな人にお勧め!
- 頭を使った熱い勝負を楽しみたい人
- 1対1でガチンコ勝負がしたい人
- 日本の伝統文化に興味がある人
- 頭の体操をしたい人
- 室内で集中してできる趣味を探している人
始めたきっかけ
子供の頃に将棋セットで遊んだことがある人は多いのでは?親に教わったり、学校の将棋部に入ったりしたのがきっかけで夢中になった人も少なくないようです。
成人してからだと、ドラマや漫画の影響で将棋に興味を持つパターンが多いみたい。
最近だと、人気漫画『3月のライオン』や『りゅうおうのおしごと!』などの影響は大きいんだとか。
また、プロ棋士との対局会や指導対局に参加して将棋の面白さに目覚める人もいるそうです。
東京の将棋会館や関西の関西将棋会館では、プロ棋士と気軽に対局できるイベントもあるので、本物の将棋を味わえると人気なんですって。
このように将棋への入口は様々。きっかけはなんであれ、一度将棋の魅力に触れてしまうとそのとりこになってしまう人が後を絶たないんだそうですよ。
- 就職し年配の人と接する機会が増えて学び始めました。(20代 男性)
- 無料で利用できるオンライン対戦型アプリの存在を知ったこと。(30代 女性)
- 子どもが将棋教室に通い始めた(30代 女性)
- 定年退職して、時間に余裕ができ、何か趣味を持とうと思った。(60歳以上 男性)
- 職場で昼休みに将棋を行う風習があったため(20代 男性)
- 3月のライオンを観たから。(30代 男性)
よかったこと・メリット
何といっても将棋最大の魅力は、心理戦と駆け引きの面白さにあります。
シンプルなルールの中に、際限なく広がる奥深い戦略。
相手の手を読むだけでなく、相手に手を読ませる手も必要になるという複雑な心理戦。
この頭脳プレーを存分に楽しめるのが将棋の醍醐味だと言えるでしょう。
そして、将棋は年齢に関係なく誰もが対等に勝負できるのも大きな魅力。
運の要素が少ないため、純粋に頭脳と戦略が物を言うんですね。
子供が大人に勝ったり、アマチュアがプロ棋士に勝ったりする夢のある世界というのも、将棋ならではの面白さだと思います。
また、将棋は長い歴史に裏打ちされた奥深い世界を持っています。
古来より数多くの名人が登場し、名勝負が積み重ねられてきた将棋。
その歴史を紐解くだけでも將棋の魅力にどっぷりと浸れるはず。
さらに、将棋の戦法は日々進化を続けていて、AI(人工知能)の台頭で近年はめまぐるしい変化を遂げています。
最新の戦法を研究するのも将棋の大きな楽しみの1つですね。
そして、将棋を通して得られる高い集中力と忍耐力。これは仕事や勉強にも活かせるスキルとして注目されています。
実際、経営者やビジネスパーソンの中にも将棋を嗜む人が多いのだそう。
論理的思考力や先を読む力など、将棋から学べることは数多くあるのです。
(20代 男性 趣味歴3年以上)
(30代 女性 趣味歴0ヶ月~6ヶ月未満)
(30代 女性 趣味歴1年~3年未満)
(60歳以上 男性 趣味歴1年~3年未満)
強い飛車角の駒も時には犠牲にしながら相手の玉周りの駒を誘導させたりと戦略がうまくはまった時の達成感が他では味わえないテーブルゲームとなっています。
(20代 男性 趣味歴3年以上)
(30代 男性 趣味歴1年~3年未満)
将棋の可能性は無限大!
残念なところも・デメリット
将棋をやる上でのデメリットがないわけではありません。
まず、ルールはシンプルとはいえ最初はなかなか覚えづらいもの。
駒の動かし方や特殊な動きをマスターするだけでも一苦労です。
最初の敷居の高さに負けて挫折してしまう人もいるみたいですね。
そしてある程度指せるようになっても、次は戦法や定跡といった高度な内容が待ち構えています。
序盤、中盤、終盤の指し方、よくある詰めろまで、覚えることは山ほどあるんです。
将棋の教科書を読んでも用語の多さに頭がクラクラしてしまう。そんな経験をした人も多いはず。
また、対局中は常に高い集中力が要求されるのでプレッシャーも大きいもの。
気が抜けない将棋の対局は、楽しいようで気疲れもするんですよね。
長考の末に負けるとショックも大きいですし、感情的にもきつい面があるのは事実です。
そんな中、ネット対戦の存在は初心者にとって心強い味方と言えるでしょう。いつでもどこでも、気軽に将棋が指せるのは嬉しいところ。自分と同じレベルの対戦相手もすぐに見つかるので、腕試しにはもってこいです。知らない人に対局をお願いする必要もないので、誰でも気軽に将棋デビューできるのが魅力ですね。
オンライン対戦はマナーが悪い人に当たるとほんとにね…
学習方法を教えて下さい
将棋は独学でもルールから戦法まで学べるのが大きなメリットです。
まずは、入門書で基本ルールを一通り覚えるのが基本。
そこから将棋盤を使って、定跡や詰将棋を反復練習していきます。
形から入るのが将棋の王道の学習法と言えますね。
最近は、将棋アプリやウェブサービスの充実で、誰でも手軽に学べる環境が整っています。
中でも日本将棋連盟公式の将棋アプリ『将皇』は、初心者から有段者まで楽しめる優れモノ。
棋譜並べや問題集などの機能が充実しているので、独学派にもおすすめですよ。
将棋アプリ 将皇
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さらにステップアップしたい人向けには、書籍や棋士の講座DVDなどがお勧め。
戦法や囲いの配置、決まり手など、プロ棋士直伝の技を学べるのは大きな魅力です。
また、将棋専門チャンネルやYouTubeでも、棋士による解説番組や講座が人気を集めています。
そのほか、道場に通って指導対局を受けたり、将棋大会に参加してみたりするのもいいでしょう。
実戦形式の練習を積むのは上達への近道。
ただし、最初からがっつり教わるより、まずは自分なりの将棋観を育てることが大切だと思います。
頭で理解するだけでなく、将棋を楽しむ心を忘れずに学んでいきたいものですね。
それと、3手詰みの詰将棋の本を買ってきて、それを1日1問は解くようにしています。
どこで対局相手を見つけていますか?
始めるのにかかった費用・必要な道具
将棋に必要な道具は、基本的には駒と盤だけです。
本格的な木製のセットだと数万円もの高級品もありますが、初心者なら1,000円程度のプラスチック製で十分。
最初のうちは、100円ショップの紙製の駒と盤で練習を始めるのもアリだと思います。
最近は、スマホアプリなどで気軽に将棋が楽しめるようになり、将棋ファンの関心もそちらへ移行している傾向にあります。 将棋盤と駒を使って実際に指す従来の将棋に加えて、オンライン上でも手軽に将棋が楽しめるようになったのは大きな変化ですね。
もちろん、本格的に取り組むとなるとそれなりの出費は避けられません。
将棋盤や駒のグレードアップはもちろん、棋書や有料アプリの課金などお金はかかるもの。
教室に通うとなればさらに費用もかさみます。
とはいえ、将棋から得られるものを考えれば決して高い投資ではありません。
自分の目的とペースに合わせて、賢く上手にお金をかけていくのがポイントですね。
趣味に毎月いくら使っていますか?
将棋に毎月使うお金は、その熱量次第でピンからキリまで。
ガチ勢になれば毎月数万円は軽く飛んでいきますが、そこまでのめり込む人は全体から見ればごく一部。
アプリ課金や棋書代を合わせても、月に数千円程度で楽しんでいる人がほとんどではないでしょうか。
先述の通り、アプリは無料で遊べるものが多数。
課金するにしてもだいたい数百円程度の少額課金で、それほど負担にはならないはず。
むしろ、将棋盤や駒にこだわり始めると、つい散財してしまいがちなので要注意。
とはいえ一生モノの道具なら多少高くても納得の買い物になるでしょう。
結局のところ、将棋にいくらかけるかは本人次第。
でも、あまりお金のことを気にしすぎるのは将棋の学びを妨げることにもなりかねません。
資金的な余裕を残しつつも、将棋の楽しみのために使うお金は惜しまないのが賢明だと思いますね。
趣味に便利なサービス・アプリ
将棋ウォーズは現状、一番人気のアプリといっても過言ではなく、オンライン人口も非常に多いです。ただし、無課金の場合、1日3局までしか指すことができません。ちなみに、日本将棋連盟公認のアプリなので、申請すれば、アプリ内の棋力に応じた賞状(免状)を送付してもらうことができます(有料)。
将棋クエストは、完全無料のアプリであり、1日の対局数も制限がありません。ウォーズに比べるとオンライン人口が少ないですが、それでも対戦相手に事欠くことはありません。個人的な見解ですが、夜7時くらいが一番多くて、3000人以上は接続しているように思います。あと、クエストの魅力の一つとして、「ついたて将棋」というルールがあります。これは、お互い、相手の駒が見えない状態で戦う将棋のことで、一味違った楽しみがあります。これなら、将棋に詳しくない人(通常の将棋の戦法や定跡を知らない人)でも楽しめると思うので、ぜひやってみてほしいですね。
将棋ウォーズ
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将棋クエスト
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まとめ
以上、日本が誇る頭脳ゲーム「将棋」の魅力をお伝えしてきました。
シンプルなようで奥深いルール、心理戦と駆け引きの妙味は、いくら味わっても飽きることがありません。
年齢も性別も関係なく真剣勝負が楽しめるのも、将棋の大きな魅力と言えるでしょう。
もちろん、将棋は覚えることも多く、頭を使う疲れもあるのは事実。
しかし、それ以上に得られるものは計り知れません。
論理的思考力に集中力、そして忍耐力。将棋を通して身につく力は、人生のあらゆる場面で活きてくるはずです。
最近は将棋アプリの普及で、いつでもどこでも将棋が指せるのも嬉しいところ。
まずはアプリで気軽に将棋デビューしてみてはいかがでしょうか。
きっと将棋の奥深い世界にどっぷりとハマっていくことでしょう。
一生楽しめる趣味をお探しなら、ぜひ将棋にチャレンジしてみてくださいね!
頭脳の格闘技とも言われる将棋の世界へ、あなたも飛び込んでみませんか?