洗練された美しい音色が魅力の「バイオリン」。
クラシック音楽を彩る花形楽器として知られるバイオリンは、音楽好きなら誰もが一度は憧れを抱く存在ではないでしょうか。
実は大人になってから始めるのにも最適な楽器なんです。
もちろん習得には時間も根気も必要ですが、一つひとつ音を重ねて美しいメロディを奏でられた時の感動は、きっと何にも代えがたい喜びになるはず。
あなたもバイオリンで、音楽に染まる豊かな時間を過ごしてみませんか。
こんな人におすすめ!
- 本格的にバイオリンを学びたい人
- 音楽を通じて豊かな感性を磨きたい人
- 楽器演奏を通して達成感を味わいたい人
- 音楽仲間を作って充実した時間を過ごしたい人
- 脳トレを兼ねて新しいことにチャレンジしたい人
始めたきっかけ
バイオリンを始めるきっかけは人それぞれですが、音楽会や演奏会で生のバイオリン演奏を聴いて感銘を受けたという人は多いようです。
テレビや動画サイトで見るバイオリニストの華麗な演奏に心を奪われて始める人もいますね。
中にはドラマや映画の感動シーンでのバイオリン演奏がきっかけで夢中になった、なんて人も。
また、お子さんがバイオリンを習い始めたのをきっかけに、一緒に始める親御さんもいるとか。
大人になってから楽器デビューする人の場合、クラシック音楽を聴くのが好きで、いつかは自分で演奏してみたいと思っていた…という方が多いみたいですね。
定年退職を機に始める人もいれば、異動や転勤でこれまでの趣味を続けられなくなり、新しい趣味を探していたらバイオリンに出会った、なんていうケースもあるんだそう。
バイオリンは大人になってから習得するのが難しいと敬遠されがちですが、実際に始めてみると年齢は関係ないと実感する人がほとんどです。
むしろ、人生経験を積んだ大人のほうが音楽の奥深さをより理解できるというメリットも。
きっかけはなんであれ、一度バイオリンの魅力に触れてしまうと虜になってしまう人が後を絶たないのです。
- 父がバイオリンを持っていて、ずっと習ってみたかったのですが、たまたま教えてくれる先生と知り合ったので思い切って始めました。(20代 女性)
- 昔から憧れていて、近所にスクールを見つけたので(20代 女性)
- 子どもな頃から、ずっと憧れていました。(40代 女性)
- 好きなアーティストがバイオリンを弾いていたから。(20代 女性)
- 子供の頃からバイオリンを弾ける人に憧れていて、大人になり時間もお金の余裕もできたので今やらないと後悔するかなと思い始めました。(20代 女性)
- 青のオーケストラという漫画を読んで(20代 女性)
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よかったこと・メリット
なんといってもバイオリンの最大の魅力は、何にも代えがたい美しい音色を奏でられること。
弦を弓で擦って一音一音紡いでいく繊細な音は、聴く人の心を穏やかに包み込んでくれます。
その音色はバイオリン奏者自身の感情をダイレクトに表現するもの。
喜怒哀楽のすべてを音色に乗せて表現できるのは、バイオリンならではの魅力と言えるでしょう。
また、バイオリンを通して古典音楽の世界に触れられるのも大きな醍醐味。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどの楽聖たちが遺した不朽の名曲の数々。
それらを自分の手で演奏できるのは音楽好きにとって何よりの喜びです。
楽譜を読み解きながら音楽とじっくり向き合う時間は、日常とは違う特別なひとときに。
そして何より、美しい演奏ができるようになった時の達成感は格別。
たゆまぬ練習の末に自分の理想の音色が生まれた時は、それまでの苦労が報われる気持ちになるはず。
人前で演奏する機会を得られれば、その感動はさらに大きなものに。
聴衆を魅了できた時の高揚感は、バイオリンの練習を続ける大きなモチベーションになります。
バイオリン演奏のためには高度な集中力が求められるので、脳の活性化にも効果的。
いつまでも若々しい精神を保つのにぴったりの趣味だと言えるでしょう。
バイオリン仲間と一緒に練習したり演奏会に出演したりと、音楽を通じた交流も大きな楽しみに。
充実した人生を送るための、生涯の友となってくれるはずです。
(20代 女性 趣味歴0ヶ月~6ヶ月未満)
音が綺麗な楽器なので、知っている曲をバイオリンで演奏すると大抵の曲がカッコよく聴こえます。
また、演奏するとき姿勢を意識するようになったおかげで、姿勢が綺麗になったように思います。
(20代 女性 趣味歴1年~3年未満)
(40代 女性 趣味歴3年以上)
(20代 女性 趣味歴6ヶ月~1年未満)
(20代 女性 趣味歴6ヶ月~1年未満)
(20代 女性 趣味歴 6ヶ月~1年未満)
残念なところも・デメリット
バイオリンを始める際のハードルは決して低くありません。
何といっても練習に膨大な時間がかかるのが最大のネックでしょう。
一般的に、バイオリンの基礎を身に付けるだけでも3〜5年かかると言われています。
楽しみながらマイペースで練習を続けられる忍耐力が求められるのです。
バイオリンの構え方や弓の動かし方など、最初は慣れない姿勢での練習に四苦八苦するもの。
人によっては手や肩に痛みを感じることもあるそうです。
音程やリズムを合わせるのにも、かなりの反復練習が必要不可欠。
思うように音が出せずに挫折を味わう人も少なくありません。
独学で始めるのは難しいので、先生についてレッスンを受けるのがおすすめですが、その分レッスン代もかかってきます。
また、バイオリン本体も決して安い買い物ではありません。
演奏に慣れてきたら憧れの一台を…と考えるようになるのは必然ですが、よいバイオリンは高価なので簡単には手が出ません。
有名バイオリニストが愛用するバイオリンの中には、報道されるだけで社会現象になるほどの超高額なものもあるんですよね。
そこまで高いものは無理でも、自分なりの相棒となる一台を見つけるのにも時間とお金はかかるもの。
バイオリンを続けるには相応の経済的余裕が必要だと覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
学習方法を教えて下さい
バイオリンを始めるなら、まずは入門書で基本をおさえるのがおすすめ。
楽器の構え方、弓の持ち方など、基礎中の基礎が詳しく書かれた本を探してみましょう。
YouTubeなどの動画サイトにも、わかりやすいレッスン動画が数多く投稿されています。
基礎固めの時期は、こうしたお手軽な教材を活用するのが賢明です。
ある程度コツを掴んできたら、早めに先生のレッスンを受けるのがベター。
姿勢や音程、表現力など、基礎をきちんと身につけるには、プロの先生の助言が欠かせません。
音楽教室に通うのはもちろん、オンラインレッスンを利用するのも手軽でいいかもしれません。
マンツーマンのプライベートレッスンなら、自分のペースでじっくり学べるのが魅力ですね。
もっと本格的にバイオリンの技術を高めたいなら、バイオリン教室に通うという選択肢も。
音楽仲間たちと切磋琢磨しながら上達を目指せるのが醍醐味だと言えます。
発表会に出演する目標を立てれば、練習へのモチベーションも上がるはず。
バイオリンを通して得られる仲間との交流も、大人の趣味ライフには欠かせない要素かもしれませんね。
そのほかにも、音楽理論の勉強を欠かさないことや、プロ奏者の演奏会に足を運ぶことも上達への近道。
とはいえ何より大切なのは、コツコツ練習を重ねること。
1日30分でも、毎日練習する習慣をつけることが何より大切だと心得ましょう。
独学はなかなか大変そうです。
始めるのにかかった費用・必要な道具
バイオリンを始めるのに最低限必要なのは、バイオリン本体と弓、松脂の3点セット。
入門用のバイオリンセットなら、3万円程度から購入できます。
音質にこだわるほどではないなら、中古品を購入するという選択肢もありますね。
バイオリンの弦は消耗品なので、定期的に張り替える必要あり。
1セット2,000円前後が相場ですが、弦の材質によってはもっと高価なものも。
また、弦を張る時に必要な糸巻きや指板、駒などのパーツ類も小まめに整備しないといけません。
ケースや弓ケースも必須アイテムですね。
バイオリンを長く使い続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
プロのバイオリン職人による調整で、1回1万円前後の費用がかかるそうです。
これ以外にも、教則本や練習用の楽譜の購入など、こまごまとした出費も発生するもの。
先生に習うとなればレッスン代も別途必要になってきますから、けっこうな金額になってしまいますよね。
こうしてみると、本格的にバイオリンを始めるとなると、それなりの費用は覚悟しておいたほうが無難かも。
最初はレンタル品を借りてみるのもいいかもしれません。
無理のない範囲でステップアップしていくのが賢明だと言えそうです。
6千円(肩あて)
2千円 (教本)
教室入会費(1万円)
趣味に毎月いくら使っていますか?
バイオリンにどれくらいお金をかけるかは、その人の上達具合と情熱しだいといったところ。
初心者の間はさほどお金はかからないかもしれませんが、本気で腕を上げたいと思えばそれなりの投資は必要不可欠。
月謝制のバイオリン教室に通えば、毎月1万円以上のレッスン代がかかるのは当たり前。
発表会の衣装代や伴奏者へのお礼など、お稽古事ならではの諸経費も発生します。
また、バイオリンは繊細な楽器なので、温度や湿度管理にも気を配らないといけません。
電子ピアノのように置いておくだけ、というわけにはいかないのです。
防音設備を整えるとなると、費用はさらに跳ね上がるでしょう。
さらに上を目指すなら、本格的なバイオリンの購入も視野に入れたくなるもの。
プロ仕様のハイエンドモデルともなれば、車が買えてしまうほどの大金が必要になります。
アマチュアレベルでも、数十万円の楽器を手に入れる人は少なくないとか。
自分の技量とバイオリンライフの理想図に照らし合わせて、計画的に購入を検討するのがいいですね。
とはいえ、あまりお金のことを気にしすぎてもバイオリンの楽しみは半減してしまうもの。
無理のない範囲で、自分なりのペースでステップアップしていくのが賢明な選択だと思います。
ただ、バイオリンに没頭するようになると、お金と時間を注ぎ込みたくなるのは必然かもしれません。
それだけ魅力的で奥深い趣味なのだと言えるでしょう。
楽器レンタル2千円/月
まとめ
大人の趣味としておすすめしたい「バイオリン」の魅力、伝わりましたでしょうか。
高尚なイメージのあるバイオリンですが、初心者でも意欲次第で始められる身近な楽器なんです。
確かにクセのある楽器で、習得には時間も根気も必要不可欠。
でも諦めずに続けていけば、いつか美しい音色を奏でられるようになるはず。
バイオリンの演奏に必要なのは、何よりも情熱。
多少の音痴は関係ありません。
コツコツ練習に励む心さえあれば、誰でも美しい音楽を奏でられるようになるのです。
音楽の喜びを味わえるのは、子供も大人も関係ないのですから。
バイオリンと向き合う静かな時間は、あなただけの特別な時間。
日々の喧騒から離れて、音楽に心を傾ける至福のひとときは、きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるはず。
バイオリンが奏でるメロディに耳を澄ませば、自然と感性が研ぎ澄まされていくのを感じられるでしょう。
バイオリンを通して広がる新しい世界。
あなたも一歩踏み出して、音楽に彩られた人生を歩んでみませんか?
最初の一音を奏でれば、きっとバイオリンの虜になってしまうはず。
その感動を、ぜひ体験してみてくださいね。
バイオリンが、あなたの人生に寄り添う生涯の友となりますように。